稽古や練習において、なかなか子供の気持ちが乗らなかったり、良いパフォーマンスが出せなかったりという経験をされた方は少なくないと思います。このように、メンタルやパフォーマンスが不安定だと、試合や審査を控えている場合にはより一層の不安を感じることもあるでしょう。
ここでは、そんな「子供のメンタルとパフォーマンスを上げたい」と悩んでいる方のために、稽古や練習前におこなうと効果的なルーティーンについて紹介していきます。
ルーティーンとは
ルーティーンとは、スポーツ選手などが試合前や試合中におこなう「決まり事」のようなものです。
※以前に良く取り上げられていたラグビーの「五郎丸ポーズ」などは代表的なルーティーンですね。
「決まり事」を作ることで「いつも通りの自分」を発揮する
ルーティーンによって毎回同じ作業を繰り返すことで、「いつも通りの自分」を発揮するためのスイッチとなります。そのため、無駄な力みや緊張が抜けることで自分のベストな状態でパフォーマンスを発揮できるというメリットがあります。
子供のメンタル・パフォーマンスを上げるルーティーン
ここでは、子供のメンタルとパフォーマンスを上げるための、稽古・練習前におこなうと効果的なルーティーンの一例について紹介していきます。
パフォーマンス:稽古前の食事
稽古前に毎回決まった食事を摂るようにしましょう。例としてはパン・おにぎり・うどんといった消化吸収の良い炭水化物系の食品がおすすめです。
稽古前の食事については、稽古中のエネルギー源となりますので一番におすすめしたいルーティーンのひとつです。
子供の好きな食事など、毎回決まったものを食べさせてあげましょう。
メンタル:お気に入りの音楽を見つける
次のルーティーンとしておすすめなのが、音楽です。子供の好きな音楽を移動中の車内や稽古前に聞かせてあげましょう。この方法はかなりハマるのではないでしょうか。
好きな曲であれば何でも良いですが、やはりアップテンポでノリノリの曲の方が良いと思います。
やはり、DA PUMPの「U.S.A.」は強いですね。
メンタル:親子で約束ごと(頑張るポイント)を「ひとつ」決める
メンタルやパフォーマンスを上げるには、稽古・練習中の意識を上げることも必要であり、シンプルかつ効果的なのが約束ごと(頑張るポイント)を「ひとつ」決めるということです。(例:泣かない、突きや蹴りを頑張る、など)
重要なのが約束ごと(頑張るポイント)を「ひとつ」に絞ることです。いくつも約束ごとを決めてしまっては子供が混乱してしまいやすくなります。なるべくシンプルな約束ごとを作り、稽古・練習の後に約束ごとが達成できたか振り返ってみましょう。
自分だけのルーティーンを見つけよう
ここで紹介したのルーティーンについてはあくまで一例です。重要なのは、自分のメンタルやパフォーマンスを高める方法を見つけることにあります。
自分の好きな食べ物・音楽など、効果的なルーティーンを見つけてみましょう。