空手の稽古で培った実力を発揮する場面は、試合だけではありません。演武は一般のお客さんの前で日頃の稽古で身に着けた技術を発揮できる良い機会です。
ここでは、空手の演武を楽しんでいただけるよう、演武の魅力と構成について紹介していきます。
空手少年・少女が「魅せる」|演武の魅力
その1.映える
空手の演武の魅力としてまず挙げられるのは、「映える」という点です。道着姿の空手家たちが並んでいるだけで見栄えがあり、それだけで「映え」があります。
その2.驚く
次に挙げられるのが、「驚く」という点です。小さな子ども達でも、日ごろの稽古のおかげで大人顔負けの技術が身についています。また、子どもならではの身軽さとキレやスピード感のある動きに驚くことも少なくありません。
その3.やってみたくなる
最後の3つ目に挙げるのは、「自分も空手をやってみたくなる」という点です。迫力のある、素晴らしい演武を目にして、空手をやってみたくなる気持ちが湧くというのは、とても素直な感情だと思います。
空手はセンスや身体能力ではなく、積み重ねがとても大切な武道(競技)ですので、稽古を続けることであなたもきっと素晴らしい技術を身に着けることができます。
空手をはじめようと検討している方には、以下の記事がおすすめです。
空手演武の構成について
ここでは、空手の演武における、基本的な構成について紹介していきます。
基本
空手の基本的な技を一通りこなしていきます。突きや蹴りのスピードやキレはもちろんのこと、無駄のないカラダの動きはとても見応えがあります。
形
形は空手で想定される実戦的な動きを形式化したものですが、子ども達でも上級帯の生徒は大人顔負けの難しい形をおこなうことが少なくありません。複数で息の合った動きは、迫力があり美しく感じます。
組手
演武で組手をおこなう場合、勝敗をつけるものではなく力を加減した組手であることがほとんどで、いわゆるエキシビジョン的な意味合いが強いです。エキシビジョンであっても、生で見る組手はなかなかの迫力がありますので組手を見たことのない一般の方に驚かれることが少なくありません。
試割(ためしわり・しわり)
試割は、空手の演武における最大の見せ場といっても過言ではありません。大人の場合は瓦やブロックといった素材を使用しますが、子ども達の場合は木板を使用した板割りである場合がほとんどです。
但し、板であってもしっかりと狙った場所に当てないと割れませんので、力と技術が必要なので、難易度は高めです。
演武の動画
動画|【新極真会】少年少女の凄すぎる空手演武!思わず感動せずにはいられない!!
動画は、【新極真会】第46回全日本空手道選手権大会の中でおこなわれた少年少女による演武の様子です。
新極真会はユース制度を設けるなど青少年の育成にも力を入れており、動画(演武)からもそのレベルの高さを感じることができます。
イベントなどで空手の演武があれば、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。