日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題がニュースで話題になっていますが、このことから正々堂々としたプレーに対する姿勢や日大アメリカンフットボール部の組織としての在り方についてなどが話題となっています。
もちろん、悪質なプレーについては批判の対象となっていますが、その後の日大アメリカンフットボール部の当事者(選手)の方の会見での姿勢については、過ちを正したいという気持ちが表れており、彼の真摯な姿勢を評価される方も多いのではないでしょうか。
ここでは、空手を習う子どもを正しく成長させていくための、子どもに対する姿勢を見直す場としていただければ幸いです。
この問題から学ぶところ
過度なプレッシャーは選手をダメにする
勝負にこだわるのは悪いことではありませんが、悪質な行為をおこなってまで勝利を手にするのはスポーツ本来の目的からは逸脱してしまいます。空手についても同様で、武道であり、対峙する相手を敬う気持ちを忘れてはいけません。
選手(子ども)のパフォーマンスを上げたいがために熱心になる気持ちは、親であれば誰しもが持っているものですが、今回のような過度なプレッシャーを与えることは長期的に見て「反則を行ってでも勝つ」といったような、子どもに悪い影響を与えることにもなります。
解決策の提示|選択肢を増やしましょう
結論を先に言えば「本を読みましょう」ということです。当サイトのようなウェブサイトから情報を得ることも良いのですが、本は一つのテーマに対して情報が整理されているため、知識として頭に残りやすいというメリットがあります。
子どもに対する心構えを学ぶ
スポーツドクターである二重作拓也氏が書かかれた、「安心・安全に」格闘技・武道に取り組めるようにという目的の本です。子どもに対するメンタル面のケアであったり、年齢に合ったトレーニング方法についても具体的に書かれていますので、基礎の基礎として読んでおくことをおすすめする本です。
技術の幅を広げる
DVDでよくわかる 勝つ! 倒す! 空手 (SPORTS LEVEL UP BOOK)
こちらの本は正道会館が監修したフルコンタクト空手の基礎的なテクニックがギュッと凝縮された本です。稽古時間の限られた道場の稽古では伝えきれていない「攻撃」や「受け」といった基礎的なテクニックについて細かく解説されており、付属しているDVDで動きのイメージも確認できるのでかなりお買い得度の高い本だといえます。
子どもでも、使える技が一つ増えるだけで自信にもつながりますし、心にも余裕が生まれて組手においても落ち着いて相手を見据えることができるようになります。
知識や技術を吸収して視野を広げよう
今回の悪質タックル問題のように、ライバルがいなくなればその時は良いかもしれませんが、自分自信を高めていかなければ周りのレベルアップに置いていかれてしまい、結局自分のためにはなりません。このようなことからも、悪質なプレーで優位に立とうとする行為は浅はかなものであるといえます。
どのような分野でもそうですが、研鑽を重ねることで知識や技術を吸収し、自分のプレー(組手)の幅を広げていくことに面白さを感じていくべきだと考えます。