子どもに空手を習わせたいと考えていても、流派によってルールが違っていたりして、空手の経験の無い方には見分け方がよくわからないですよね?
ここでは、「伝統派」や「フルコンタクト」など空手の大まかな流派について、空手初心者の方にもわかりやすくご紹介していきます。
本記事を参考に、道場を決める際の参考にしてみてください。
伝統派空手について
「全日本空手道連盟」という団体を中心とした流派のことを「伝統派」と呼ばれており、主な流派としては、以下の団体が挙げられます。
・剛柔流
・松濤館
・糸東流
など
試合は「型」「組手」の種目があり、選手はそれぞれ任意の種目に出場します。
伝統派:型の試合について
型の試合は、流派によって細かいルールが異なっていますが、技の正確さやなどによって勝敗の優劣がつきます。
圧巻!空手少女、高野万優ちゃんの型 Mahiro Takano, Amazing Karate Girl
伝統派:組手の試合について
手足に防具を付けて寸止め(直接体に当てない)方法でポイントを取り合い、勝敗を決します。
寸止めルールとはいえ、たまに当たってしまい選手が倒れるシーンも目にすることがあります。
フルコンタクト空手について
フルコンタクト空手のルールは、顔面と金的(股間)以外の箇所の全てにおいてパンチやキックの打撃が認められています。
試合の形式は組手が中心となりますが、最近では型の試合をおこなう機会も増えており、型試合を中心におこなう選手も増えています。
フルコンタクト:組手の試合について
パンチやキックなど、直接打ち合うだけあって迫力があります。なお、こどもの試合は初心者向けにヘッドガードやボディプロテクターを装着し、打撃によるダメージに対する安全性を高める工夫がされています。
【新空手】2016/12/23東京大会K-4トーナメント幼年部・決勝戦
フルコンタクト:型の試合
フルコンタクトでは最近、型の試合も少しずつ増えてきています。動画は、組手の試合でも実績のある極真会館(松井派)の高橋佑汰選手です。
どちらを習わせるべきか?
伝統派とフルコンタクト、どちらを習わせるべきかどうかはこども本人次第であったり、道場の雰囲気などで異なるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。
個人的には、伝統派、フルコンタクトそれぞれの道場へ見学や体験に行ってみることをおすすめします。
なお、道場への問い合わせの際には、伝統派かフルコンタクトどちらの流派かを尋ねてもらえれば答えてもらえますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
ぜひ、お子様に合った道場を探してみてください。
※結局、こどもの友達が通っている道場が決めてになったりしますが案外、そんなものですよね・・・(;^_^A