空手の型のひとつである「三戦(サンチン)」。地味で単調なイメージをもたれるかもしれませんが、この形をじっくりと稽古することで安定した立ち方や呼吸を学ぶことができ、突きや蹴りの威力を増すことも可能です。
また、形の中では移動距離も大きくありませんので、自宅の限られたスペースでも稽古可能です。
ここでは、空手の型である「三戦(サンチン)」について紹介していきます。
【自宅でできる空手の形】「三戦(サンチン)」
「三戦(サンチン)」について
まずは、「三戦(サンチン)」についての記述です。
サンチンは、空手の型の一つ。那覇手の基本型として知られ、首里手・泊手のナイファンチと同じく、那覇手ではもっとも重要な型の一つである。
漢字では主に三戦と表記されるが、三進、三正、三拳、鑽拳、参戦などの表記を使う流派もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
動画で覚える「三戦(サンチン)」
まずは動画で「三戦(サンチン)」の動きを覚えましょう。流派によって細かい動作に違いはありますが、フルコンタクト空手を学ぶ方には、極真空手の「三戦(サンチン)」が源流となっていることがほとんどです。
【 極真 / 型 / 前後2画面表示 】三戦 Sanchin
この動画は番号や前後の画面表示があり、初心者でもわかりやすい内容となっています。
沖縄空手の「三戦(サンチン)」を学ぼう
「三戦(サンチン)」は那覇手といった沖縄空手の形でもあります。沖縄空手の「三戦(サンチン)」を学ぶことで、より深みを知ることができます。
動画:沖縄空手サンチンの呼吸法
映画『黒帯』の主演であり、国際明武館剛柔流空手道連盟会長・明武舘舘長でもある八木明人先生による「三戦(サンチン)」の指導動画です。この動画では呼吸の重要性について指導されています。
動画:サンチンは動く禅だ!
普段やらないことをやろう
空手の形は正しく稽古することで組手の強さにも役立ちます。感染症対策による自粛期間で道場に通えない方も多いかと思いますが、普段あまりやらないような稽古にも取り組んでいくと良いでしょう。