2021年5月29日(土)、5月30日(日)に開催される「JFKO 第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」。先日トーナメント表が発表されましたが、どの階級にも強くて魅力的な選手が揃っており、面白い大会になりそうです。
ここでは、当編集部がピックアップさせていただいた「JFKO 第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」の注目選手(男子)について紹介していきます。
注目選手|JFKO 第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会
1.速水大輝選手(星和会館)/男子軽量級(No.1)
※写真左が速水大輝選手。
編集部では「星和会館のスピードスター」と勝手に名付けており、軽量級選手ならではの回転の速い攻撃が特徴です。加えて、宮本道場主催の「チーム頂」での稽古で技の威力もアップしており、軽量級の優勝候補といえます。
<主な戦績>
・JKJO全日本大会2020 男子軽量級:第三位
2.伊沢波人選手(波空会)/男子軽量級(No.52)
K-1ファイターとして活躍中の伊沢波人選手がフルコンタクト空手に挑戦。自身が主催する「波空会」の所属としてエントリーします。
フルコンタクト空手への完全転向ではなさそうですが、フルコンに対応できるように稽古を重ねているようで、どこまで勝ち進むかに注目です。
3.大野篤貴選手(武奨館)/男子軽中量級(No.57)
帰郷に伴い、関東の「無限勇進会」から地元石川県の「武奨館」へ移籍してからの参戦。組手スタイルはコンビネーションの組み立てが上手く、攻撃の印象が良く見えるので判定での差をつけやすいスタイルに感じます。
昨年のJKJO全日本大会では軽量級チャンピオンとなっており、JFKOでも上位に食い込むことが予想されます。
<主な戦績>
・JKJO全日本大会2020 男子軽量級:優勝
4.河瀬惇志選手(新極真会)/男子軽中量級(No.117)
軽量級のスピード・回転の良さはもちろん、「後ろ蹴り」という強力な武器を持っています。河瀬選手の攻撃に翻弄されている内に後ろ蹴りをもらってしまいKOされるのは良くあるパターンで、対戦相手はしっかり対策する必要があります。
<主な戦績>
・第1回JFKO国際大会 軽量級:準優勝
・第5回JFKO大会 軽量級:準優勝
5.福地勇人選手(白蓮会館)/男子中量級(No.159)
最近は空手家YouTuberとして活躍。朝倉未来選手をはじめ多くの有名格闘家とコラボするなど認知度抜群の空手家となりました。もちろん結果もしっかり残しており、他の選手とは一線を画す独自の進化を遂げています。
組手スタイルは間合いやステップを駆使して相手をコントロールするスタイルで、分かっていてもやられてしまう「福地ワールド」を展開していきます。他の選手にはない経験値を獲得していますので、今大会でも安定・余裕を持った勝ち上がりが予想されます。
<主な戦績>
・JKJO全日本大会2020 中量級:優勝
・第1回JFKO国際大会 中量級:優勝
・第4回JFKO大会 中量級:優勝
6.後迫龍輝選手(新極真会)/男子中量級(No.201)
主な戦績は第5回JFKO大会のタイトルとなっていますが、ジュニア時代は全日本タイトルの10連覇という偉業を達成している、新極真会の若手有望株です。
若さをいかした運動量の多さで相手選手はどんどんペースを崩されます。コロナにより試合期間が空いているため、組手がどのようなスタイルに変化しているかに注目しています。
<主な戦績>
・第5回JFKO大会 中量級:優勝
7.髙橋扶汰選手(髙橋道場)/男子軽重量級(No.221)
元極真会館(松井派)の全日本チャンピオン、高橋佑汰選手の弟。扶汰選手もジュニア時代から活躍しており、一般部の試合でも強いフィジカルを活かしてパワフルな組手が特徴です。直近のJKJO全日本大会では極真時代とのルール差に戸惑っている印象でしたが、JFKOでの修正・活躍に期待がかかります。
<主な戦績>
・JKJO全日本大会2020 男子重量級:準優勝
8.入来建武選手(新極真会)/男子重量級(No.252)
新極真会「第52回全日本大会」を安定した強さで優勝し、一段と強さを増した入来選手。従来の武器であった重い突きと下段回し蹴りに加え、「動ける重量級」として運動量が増えたのはトレーニングの積み重ねによるものだと予想できます。対日本人選手で対抗できる選手は少なく、上位入賞は容易に予想できます。
<主な戦績>
・新極真会 第52回全日本大会:優勝
・第3回JFKO大会 重量級:優勝
・第1回JFKO国際大会 重量級:優勝
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