空手・格闘技の自主トレーニング用として人気の「基本テクニックを学ぼう」シリーズ。ここでは、フルコンタクト空手や格闘技に役立つテクニックを紹介しています。
本記事は、フルコンタクト空手に携わっている方だけでなく、打撃系のテクニックを学びたい方にもおすすめできる内容です。
今回は、後ろ蹴りを活かすコンビネーションについて紹介していきます。技術レベルとしては中級者以上の方が目安になると思いますが、技を再現できそうな方はぜひチャレンジしてみましょう。
後ろ蹴りを活かすコンビネーション
後ろ蹴りを活かすコンビネーションについて、動画を参考に解説を交えて紹介していきます。今回は、極真会館(松井派)・鴨志田裕寿先生の動画を参考とさせていただきました。
その1「ワン・ツーパンチ ⇒ 後ろ蹴り」
<動画>
<解説>
突きの間合いから、
「左の追い突き(ワン)」→「右の逆突き(ツー)」→「後ろ蹴り」
へと技をつないでいきます。
コンビネーションの動きをスムーズにおこなうポイントとしては、「右の逆突き(ツー)」を打った後、腕を引く勢いを利用して「後ろ蹴り」を出すようにしましょう。
はじめは軽い力からスタートし、慣れてきたら徐々に強い技を出すように練習をおこなうと良いでしょう。
その2「前蹴り ⇒ 後ろ蹴り」
<動画>
<解説>
「前蹴り」→「後ろ蹴り」へとつなげていくコンビネーションです。「後ろ蹴り」を出す際は、「後ろ回し蹴り」のように足を開いてしまうと相手にうまく当てることができません。「後ろ蹴り」を下から上の軌道を描くように出すと良いでしょう。
また、「前蹴り」を出す際は相手を下がらせる意識で蹴ることで「後ろ蹴り」を当てやすくなります。もし、「前蹴り」で相手が下がらなかった場合は下から上の軌道を描くように「後ろ蹴り」を出すことで相手にうまく当てることができます。
他の方法としては、「後ろ蹴り」を出す際にその場でジャンプしながら蹴ることで相手との間合い(距離)を調節しやすくなります。
「 極真空手50年の全技術(テクニック)」を知りたい方は
極真空手は50年以上にわたってフルコンタクト空手の技術を磨いてきました。他にも極真空手の技術を詳しく知りたい方は、以下の書籍を参考にしてみてください。
極真空手50年の全技術(テクニック)―技の進化を知ることで、強くなるための方法が見えてくる
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極真空手50年のテクニックをくまなく公開しているのが、本書籍です。フルコンタクト空手に携わっている方だけでなく、打撃系のテクニックを学びたい方すべてにおすすめできるような内容となっています。
自主トレーニングの教科書として、手元に一冊置いておくことをおすすめします。