空手の稽古やトレーニングでもミットを使った練習をおこなうことがあり、自宅での自主トレーニングでもミット練習をおこなっている方は少なくありません。
ミット練習をおこなう際は、力まかせに突いたり蹴ったりするばかりでは狙った場所へ打撃を当てる技術が向上しないため、組手で中々思い通りの動きができないということもあります。
ここでは、技の正確性を養うため、パンチミットを使ったトレーニングについて説明していきます。初心者向けのトレーニング方法も紹介していますので、参考にしてみてください。
ミット練習について
フルコンタクト空手などおこなうトレーニング方法としては、キック用のミットやビッグミットなど、的の大きいミットを使用することが一般的だといえます。突きや蹴りのパワーをつけたりスタミナを養うことは十分にできますが、技の正確性については意識して練習することが重要だと考えています。
＜キックミット＞
＜ビッグミット＞
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特に上段回し蹴りなどは的の小さい頭部へ正確に当てなければならないため、日頃から技の正確性を意識したトレーニングをおこなうことが大切です。
そこでおすすめなのが、的の小さいパンチミットを使用したトレーニング方法です。的の小さいパンチミットを狙い通りに当てる練習を繰り返すことで、技の正確性を確実に向上させる効果が期待できます。
初心者向けのパンチミットトレーニング
ここでは、初心者の方でも簡単にできる、パンチミットを使用したトレーニング方法について解説していきます。キックミットと比べるとミットの厚さが薄いので、まずは軽めの力で突きや蹴りを当てていきましょう。
解説その１：ワン・ツーパンチ
まずは、ワン・ツーパンチでパンチミットの感触を確かめていきましょう。素手でパンチをおこなっても良いのですが、こどもの場合など手が痛くなってしまう方はサポーターやグローブを使用しても良いでしょう。
ポイントは、パンチを正確に当てるのはもちろんですが、打ったあとの構えや姿勢にも意識を向けましょう。正しい構えや姿勢を意識しながら練習をおこなうことが重要です。
解説その２：ワン・ツーパンチからのガード練習
ワン・ツーパンチに慣れてきたら、ガード練習をおこなってみましょう。パンチを打ったあとにガードが下がる癖がついてしまうと上段への攻撃をもらいやすくなってしまいます。
ミットの持ち手の方は、はじめは左右順番にミットを当てていっても良いですが、慣れてきたら「右・右・左」など不規則な順番でミットを当てていくことで、反応を養うことができます。
解説その３：回し蹴り
最後は、パンチミットで回し蹴りをおこなってみましょう。慣れていないと蹴った足が痛くなってしまいますので、軽くタッチをする感覚で蹴っても構いません。蹴りのコントロールが良くなってきたら蹴る力を徐々に強めていくと良いでしょう。
パンチミットの選び方について
技の正確性を養うために最適なパンチミットの選び方ですが、ミットの中心部に丸いマークのついてあるパンチミットを選ぶと良いでしょう。
練習する側もマークを目印として目標を定めやすくなりますので、狙った箇所に打ち込みやすくなります。
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