キックボクシングや空手といった打撃・立ち技の「構え」について、キックボクサー・HIROYA選手の動画を参考に構えの基本を学びましょう。
正しい構え(重心・ガードの位置)を習得することで相手の攻撃をもらいにくくなったり、スムーズな動作ができるようになるなど構えは非常に重要です。
HIROYA選手について
プロフィール
幼い頃より打撃に親しみ、3歳から空手を学ぶ。小学校4年生になるとキックボクシングを始め、03年には「K-1ちびっこファイト」に出場。わずが15歳の若さでK-1デビューを果たす。目標とした魔裟斗からもその実力に太鼓判を押されるなど、高校生で才能を開花させた。07年の第一回K-1甲子園では、決勝で惜しくも涙を飲み準優勝。しかし翌年は、悲願の優勝を飾っている。以降は、同世代のライバルたちと鎬を削り、K-1 MAXの中心人物として活躍。Krushの65キロ級トーナメントで、西川康平、NOMAN、TaCaを三連続KO で下し、優勝するなど、その完成されたスタイルにパワーも加わっている。現在はTRYHARDジムの代表代行も務め、選手の育成にも力を注ぎながら自身もリングに上がり闘志を見せ続けている。
出典:jp.rizinff.com
試合動画
「構え」のススメ(基本)|キックボクサー・HIROYA選手に学ぶ「重心の置き方」「ガードの位置」など
重心の置き方
構える際の重心の置き方ですが、重心が前後に偏ると攻撃や防御への反応が遅くなってしまいます。体の中心に体重(重心)を置くようにしましょう。
また、体が正面を向き過ぎてしまうと攻撃をもらいやすくなってしまいますので、半身に構えておくことも重要です。
構えの種類について
ムエタイのスタイル(蹴り重視)
選手のスタイルによって構えも異なっており、ムエタイのように蹴り重視の場合は重心も変わってきます。
ムエタイのような蹴り重視のスタイルでは、後ろ足に重心を置いています。このことによって前足を上げやすくなり、左のキックが出しやすくなるなどのメリットがあります。また、相手のローキックをカットしやすくなったり、相手との距離を取りながら攻撃を出せるという特徴があります。
ボクシングのスタイル(パンチ重視)
ボクシングのようにパンチ重視のスタイルでは重心を前に置きます。前に重心を置くことで体重を乗せてパンチを打ちやすくなり、ガンガン前に出て相手を倒しにいく選手は前重心であることが多いです。
HIROYA選手曰く、前足をちょっと内側に向けることで体が流れるのを防ぎやすいとのことです。体が流れる癖のある方は試してみましょう。
ガードの位置について
ガードの基本は、アゴを守れる位置に手を置きましょう。ほっぺやこめかみを守る高さが目安になります。
前に出る際には、ガードが下がらないように注意しましょう。鏡を見るなど、自分のガードの位置を確認するのも重要です。
攻撃を出したら、ガードをすぐに戻すように意識しましょう。
詳細を動画で確認
動画を見ながら、細かい構えやガードの位置をチェックしてみましょう。