2018年11月25日、鹿児島県体育館にて新極真会主催の「第32回全九州空手道選手権大会」が開催されました。
その中で準々決勝で非常に気になる試合がありましたので解説します。
試合の解説
<動画>
解説:
新極真会の実力者として知られる藤原将二郎選手と江口智翔選手の対決。
試合開始直後に藤原選手が技ありを取られていますが、よく見ると自重で左膝を痛めてしまっています。
しかしながら、藤原選手は右足だけの片脚立ちで試合を続行。素晴らしいガッツです。
また、相手の江口選手も痛めている左膝を狙わず、他の箇所への攻撃で応戦します。
さらには、藤原選手のガッツを汲みつつも怪我を考慮して早めの技ありをとるようなテクニカルジャッジをおこなっています。
皆が相手のことを考えた試合
このように、お互い全力で戦いつつも相手を気遣う姿勢は非常に武道の良さを体現したような試合ではないかと思います。
このような形でお互いを高め合う場面が増えることで、空手の発展もより良いものとなっていくことだと思います。