組手の攻防において、「刻み突き」は基本となる攻撃テクニックのひとつです。しかしながら、レベル差が顕著にでる技でもあり、格上の選手に刻み突きに対するカウンターを合わせられることも少なくありません。
ここでは、「天皇盃・皇后盃 第47回全日本空手道選手権大会」の組手チャンピオンでもある五明 宏人選手による、返されにくい刻み突きの方法についてわかりやすくまとめています。
「リスク無し」の刻み突き?|組手全日本チャンピオン・五明 宏人選手に学ぶ、返されにくい刻み突きの方法
五明 宏人選手について
五明 宏人選手は、全日本空手道連盟に所属する「男子組手67kg級」の選手です。2019年12月に開催された「天皇盃・皇后盃 第47回全日本空手道選手権大会」の組手で優勝しました。
刻み突きのリスクについて
刻み突きには、相手選手からの返し技やカウンターをもらうリスクがあります。
そのため、相手の返し技を防ぐ突き方が重要となります。
「リスクゼロ」の刻み突きのポイント
刻み突きを打つ際は、ノーモーションを意識しましょう。技を出す前に無駄な予備動作があると、相手選手に返し技をもらってしまうリスクが高くなります。
五明 宏人選手は、相手の構えの上を狙っています。
また、目と鼻の前を狙うことで相手の視界を塞ぐ効果もあります。
受けにくい刻み突きを出すことで相手の反応を鈍らせるのは、自分の組手を有利に運ぶメリットがあります。
体の使い方
刻み突きのタイミングを相手に悟らせないため、ステップをしながら後ろ足にタメを作っておきます。
刻み突きの際は体をぶつけにいかず、手と足を出して体を入れないようにしましょう。
詳細を動画で確認
動きの詳細を動画で確認して、繰り返し練習してみましょう。