2019年7月28日(日)に開催される「RIZIN(ライジン).17」ですが、楽しみな対戦カードが続々と発表されてきました。
ここでは、現在発表されている「RIZIN(ライジン).17」の対戦カードについてまとめています。
※2019年7月4日に更新しました。
大会情報
RIZIN.17
日時:2019年7月28日(日)開場 12:30 / 開始 14:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
対戦カード|RIZIN.17
矢地祐介 vs. 朝倉未来
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(70.0kg)※肘あり]
見どころ:
打撃を得意とする者同士だが、その打撃スタイルは違う。運動神経と反射神経、そして当て感など、天性の感覚を駆使して流れの中で戦う野生的な矢地選手に対し、無駄のない動きで効率よく打撃を当てながら試合を作っていくクレバーな朝倉選手。フィジカルでは体格の大きい矢地選手有利か。
互いが絶対に負けたくないという感情を持つ事は大切だが、カウンターストライカー同士という事もあり、負けない為の消極的な試合展開になる可能性もある。日本人同士の戦い、ライバルとしての試合、次のステップに繋げる為の試合だからこそ「負けない」試合ではなく「勝つ」為の試合が出来るかどうかで次の時代が見えてくる一戦となる。
出典:jp.rizinff.com
元谷友貴 vs. 扇久保博正
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.0kg)※肘あり]
見どころ:
もともとフライ級(57kg)で活躍していた両選手がバンタム級(61kg)で激突する。総合的なレベルが非常に高く、何でも出来て、どのポジションでも戦える両者。元谷選手の打撃はコンパクトで切れ味鋭く、扇久保選手は重く芯に効くイメージ。寝技においてはトップをキープして上から試合を組み立てていく扇久保選手と、上からでも下からでも積極的に技を繰り出していく元谷選手。
両者ともに戦績が豊富でファイトIQが高く、ハイペースで15分戦い抜けるスタミナを持っているが、戦い方を比べると元谷選手の方がスタミナが豊富か。これだけ実力が拮抗している場合、最初のキーポイントはどちらが打撃の展開でアドバンテージを取るか。ある程度打撃での力関係が確立されたら、そこから「これぞ総合格闘技」という試合展開になるので、そうなった時のポイントは「際」。流れの際をより多く制した者が、勝利に近づく。
出典:jp.rizinff.com
石渡伸太郎 vs. 佐々木憂流迦
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.0kg)※肘あり]
見どころ:
「俺の喧嘩を買ってください」「ああいう舐めたやつが出てこないように頑張ります」というやり取りが行われた時、石渡選手はパンクラスのバンタム級王者になったばっかりで、憂流迦選手は修斗/VTJで8連勝中だったが、歯車がかみ合わず結局試合は組まれなかった。あれから5年5か月。その間、石渡選手は国内に留まり、憂流迦選手は世界に出た。この期間でどちらの選択が正しかったのか、どちらがより強くなったのか、ついにその答えが出る。
バックコントロールとバックチョークが代名詞の憂流迦選手だが、全てはタックルを決めてから。石渡選手は腰が重く、タックルを裁く技術が非常に優れている。もし憂流迦選手が思うようなグラウンドの展開に持込めなければ、必然的にスタンドでの打撃勝負となる。石渡選手のボクシング技術とパワーは秀でており、憂流迦選手は身長とリーチのアドバンテージがある。試合のポイントはやはり憂流迦選手がテイクダウンを取れるか、またどれだけ労力をかけずに出来るか。石渡選手はテイクダウンされてから立てるのか、またどれだけ早く立てるか。この攻防の競り方で試合の流れが大きく決まる試合展開になるだろう。
出典:jp.rizinff.com
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 廣田瑞人
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg)]
見どころ:
サトシ選手は2019年4月の北岡戦に続き、日本人ライト級の最前線で戦い続けてきた廣田選手と対戦する。廣田選手は総合力が高く、一つ一つの動きにパワーを感じさせる選手だ。これまで一本勝ちは一つも無く、一本負けも1度のみ。立っても寝ても、拳で相手の意識を刈り取りに来るヘッドハンタータイプの廣田選手相手に、サトシ選手はどのように戦うのか。
RIZINデビュー戦で戦った北岡選手とはタイプが異なり、寝技のスクランブルはそこまで無いが、フィジカルが強く、上からの圧力も強い。打撃では廣田選手に一日の長がある。サトシ選手が総合格闘家としてどのような試合運びが出来るかの成長次第で試合展開が大きく変わってくるだろう。サトシ選手の総合格闘家としての成長に期待していなければ組めないマッチメイクと言っても良いほど、廣田選手は屈強な選手だ。
出典:jp.rizinff.com
ハム・ソヒ vs. 前澤智
[RIZIN 女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)※肘あり]
見どころ:
ROAD FC王者とDEEP JEWELS王者の対戦。ハム選手はアトム級としては体格が大きく、パワーがズバ抜けて強い。前澤選手は、この体格とパワーの差をどの様に攻略するか。柔道がバックボーンの選手らしく、組み主体で試合を作っていく前澤選手に対し、リーチを活かしたジャブで遠くから距離を測りながら大砲の様な左を放ってくるハム選手。典型的なストライカー対グラップラーの試合展開になるだろう。
体格、パワー、そして経験で勝るハム選手を、前澤選手が如何に組みのテクニックで倒し、そこから活路を見出せるか。ハム選手は浜崎選手へのリベンジの為にも、この試合を落とす訳にはいかないだろう。前澤選手は持ち前の折れない心で、返り討ちを狙いたい。
出典:jp.rizinff.com
ジェイク・ヒューン vs. ビタリー・シュメトフ
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(93.0kg)※肘あり]
見どころ:
ついに「シュメトフ」のファイターとしての実力が明かされる。シュメトフ選手はキックボクシングを主体とする立ち技が得意な選手で、体重の乗った打撃を打ち込み、小回りの利く回転の速い連打を武器とするストライカーだ。ショーマンシップに溢れ、回転系の大技などを出す事もあるが、当たったのを見た事が無い。打撃勝負を好むジェイク選手とは相性ピッタリで、試合内容はとても激しく噛み合う事になるだろう。
レスリング力では圧倒的にジェイク選手に分があるが、打撃戦を好むため必要な時にしか駆使しない方針なのかもしれない。両者ともリング外のパフォーマンスに目がいきがちだが、この先RIZIN重量級の中心として出場し続けるのであれば、今回はリングの中でのパフォーマンスが重要になってくる。試合までの間に様々なアングルで楽しませ続けてくれるであろう両者だが、ここ一番の試合内容に期待したい。
出典:jp.rizinff.com
北岡悟 vs. ジョニー・ケース
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg)※肘あり]
見どころ:
勝敗に関わらずRIZIN名勝負製造機となった北岡選手のライト級GPサバイバルマッチ最終戦の相手は、昨年末に矢地祐介選手を完封してTKO勝利を収めたジョニー・ケース選手。打撃技術のレベルが高く、破壊力もある。グラウンドでの攻防もしっかりとできるケース選手を、北岡選手がどう攻略するか。
打撃の攻防だとケース選手、寝技での引き出しの数では北岡選手。勝利している7割がKO/TKOのケース選手に対し、北岡選手は決着勝利している10割が一本勝ちと、両者共に勝ち方が徹底しているため、自分の得意の状態に持ち込んだら一瞬で試合が終わる可能性がある展開が続くだろう。両者共に経験と技術、そして勝利への執着心を全て出す試合になるが、その晩、単純に強い方が勝つ。
出典:jp.rizinff.com
ケビン・ロス vs. 渡部太基
[RIZIN キックボクシングルール : 3分 3R(67.0kg)]
見どころ:
アメリカムエタイ界のパイオニアであり、レジェンド的存在のケビン・ロスは、その経験を活かし様々なテクニックを駆使しながら盤石の試合運びを見せる。威力のあるローキックから始まり、パンチのコンビネーションを織り交ぜながら相手を翻弄し、狙いすましたカウンターなど、イカツイ見た目からは想像しづらいほど綺麗で繊細な試合をするファイターだ。対する渡部選手はパンチ力と当て勘、そして勝負所の嗅覚が秀でた選手で、日本キック界の名勝負製造機だ。
数々の死闘を経験してきている渡部選手の精神力は並大抵のものではなく、ここぞという場面で根性が出せる魅力的なファイター。経験と実績で劣る渡部選手が、如何にケビン・ロスのペースを崩し、自分の得意な乱打戦の展開に持っていけるかどうかが勝負の分け目になる。BELLATOR KICKの日本上陸をどのように迎えられるか、期待の一戦だ。
出典:jp.rizinff.com
川尻達也 vs. アリ・アブドゥルカリコフ
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg)※肘あり]
見どころ:
川尻選手はライト級に戻してからの2戦目となり、身体が階級に慣れた状態での試合となる。プロ格闘家として19年、これまで50試合以上してきた川尻選手が、今年のRIZINライト級GPにかける想いは我々には想像もつかない。それを迎え撃つアリ・アブドゥルカリコフ選手は、ロシア出身で散打をバックボーンにもつ無敗の25歳。
アリ選手は決してバキバキの身体ではないものの、繰り出す打撃にはしなりがあり、インパクト時にしっかりパワーを伝える事ができる。打撃が得意だが、グラウンドもしっかりこなせるオールラウンダーでもある。経験、フィジカルと試合運びでは川尻選手が有利。リーチと打撃、爆発力はアリ・アブドゥルカリコフか。川尻選手がこの新しい世代の選手に対してどのような戦いをするのかで勝負の命運が分かれるだろう。
出典:jp.rizinff.com
大雅 vs. 町田光
[RIZIN キックボクシングルール : 3分 3R(62.0kg)]
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見どころ:
普段交わる事のない両者。キャリアもファイトスタイルも両極端の選手が向き合うRIZIN特有のマッチアップ。エリート街道を突き進んできた大雅選手は最近結果が出せていない。一方で与えられた機会を物にし続け、RIZINへの出場までこぎつけた町田選手。
独創性溢れるファイトスタイルと、相手に息をつかせない手数とプレッシャーをかけてくる町田選手に対し、大雅選手がどのように戦うか。試合が行われる間合いと試合のペースが大きなポイントになる。大雅選手はまさに崖っぷちの一戦。町田選手にとってはまたとない千載一遇のチャンス。試合に臨む経緯も姿勢も両極端の二人がどのような化学反応を見せるのか。
出典:jp.rizinff.com
NEW:KINGレイナ vs. ステファニー・エッガー
[RIZIN 女子MMAルール : 5分 3R(63.0kg)]
NEW:イヴァン・シュトルコフ vs. キム・フン
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(93.0kg)]
RIZIN.17の視聴について
RIZIN.17はスカパー!で生中継
2019年7月28日(日)開催の「RIZIN.17」はスカパー!で生中継されます。
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