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【試合結果(レポートつき)】メインカードは矢地祐介選手|2018年8月12日開催「RIZIN.12」

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2018年8月12日(日)に開催された「RIZIN(ライジン).12」。

このページでは、「RIZIN.12」の試合結果(レポートつき)についてまとめています。

 

 

 

RIZIN(ライジン).12」試合結果

第1試合:瀧谷渉太 vs. 佐藤執斗

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RIZIN キックボクシングルール: 3分 3R / インターバル60秒(53.0kg)]

 

勝者:瀧谷渉太

瀧谷渉太○【判定3-0】●佐藤執斗

 

<試合レポート>

1R、お互いにローで距離をはかる。佐藤の左フックで瀧谷は尻もちをつくがノーダウン。佐藤の右ミドル、瀧谷の左ローがヒット。佐藤はしばしば左ハイキックを繰り出すがヒットはなし。佐藤の左サイドキックに対し、瀧谷は強引に距離を詰めて左右のフックで佐藤を後退させるがここで1R終了。

 

2R、佐藤の右ハイが空を切るが、つづく左前蹴りをヒットさせると、瀧谷は前に出て打ち合いにいく。そして首をつかんでのヒザ蹴り、そして左ストレートを決めてこれで佐藤はダウン。しかし、佐藤は立ち上がって逆に左フックを決めて瀧谷をダウンさせる。お互いに1度ずつダウンを奪って2R終了のゴング。

 

3R、ゴングと同時に激しい打ち合いから瀧谷の左ハイで佐藤がぐらつく。さらに瀧谷はロープ際で左飛びヒザを決めてついに佐藤はダウン。立ち上がった佐藤だが左ハイで鼻から出血をしたためドクターチェックが入る。間もなく試合再開。残り2分。お互いにノーガードで接近戦での打ち合いに出る。リズムをつかんだ瀧谷は左インローから強烈な左ハイキックをヒットさせる。なんとかダウンは免れた佐藤だが、さらに瀧谷がパンチでラッシュをかけたところで試合終了のゴングが鳴った。
判定は3-0で瀧谷が勝利をおさめた。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第2試合:松倉信太郎 vs. 奥山貴大

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RIZIN キックボクシングルール: 3分 3R / インターバル60秒(70.0kg)]

 

勝者:松倉信太郎

松倉信太郎○【2R TKO】●奥山貴大

 

<試合レポート>

1R、松倉がいきなり牽制気味のスピーディーな右ハイキック。さらに左ミドル、左ストレート、左インロー、左ミドルを立て続けにヒットさせ奥山を後退させる。そして左ストレートを決めるがここで奥山も前に出てきて反撃へ。強烈な左フック、そして左飛びヒザを松倉に当てて1R終了。

 

2R、松倉の右ミドルがヒット。奥山は右の前蹴り、左インローをヒットさせるがお互いに一発を狙って膠着気味に。しかし、2分過ぎで松倉が強烈な右ストレートをアゴに決めて奥山からダウン。を奪う。奥山はカウント7で立ち上がるが、松倉はさらに右フックを決めて再び奥山をダウンさせるとレフェリーは試合をストップ。
松倉が戦慄のKO勝利を飾った。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第3試合:Ryuki vs. 直也

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RIZIN キックボクシングルール: 3分 3R / インターバル60秒(59.0kg)]

 

勝者:Ryuki

Ryuki○【判定3-0】●直也

 

<試合レポート>

1R、直也が右ロー、右ミドル。Ryukiは前蹴り、左右のジャブで直也を後退させると左ストレート、左アッパーをヒットさせる。さらに直也の攻撃を見切りながら左右のフック、左ボディを決めて試合のペースをつかんでいく。

 

2R、直也の右ハイが空を切る。Ryukiは右ストレート、左インローをヒットさせる。直也はまたも右ハイを繰り出すがこれも決まらず。Ryukiの左ヒザ蹴り、右前蹴り、左ストレートがヒット。1Rと比べて攻防が見られず静かな展開。

 

3R、直也の右ハイは決まらず。Ryukiは左ミドル、左右のフックで直也を追い詰めるも、直也は決して下がらず応戦していく。そして前に出てくる直也をRyukiは前蹴りでいなしていくが、直也はなおもラッシュをかけて試合終了。終始、直也の距離でRyukiは打撃をヒットさせるも決定的なダメージを残せず、3Rは直也がたたみかけた試合だった。

 

判定は3-0で手数にまさったRyukiは勝利をおさめた。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第4試合:村田夏南子 vs. アンジェラ・マガーナ

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RIZIN 女子 MMA ルール: 5分 3R / インターバル60秒(53.0kg) ※肘あり]

 

勝者:村田夏南子

村田夏南子○【2R 一本(肩固め)】●アンジェラ・マガーナ

 

<試合レポート>

1R、ゴングと同時にお互いにパンチでプレッシャーをかけていく。そして双差しからテイクダウンを奪ったのは村田。右腕を固めてサイドポジションからパウンドを落としていく。さらにバックをとるとスープレックス気味にマガーナを投げてマガーナの頭部にヒザ蹴りを入れていく。ブリッジで立ち上がろうとするマガーナを村田は固めて試合を完全支配。顔面へのパンチでマガーナを追い込んでいく。

 

2R、村田は右フックから双差しでマガーナをコーナーに詰める。ここは離したマガーナだが、スタンドでも村田は優位に試合を進め、左ストレートから片足タックルでテイクダウン成功。肩固めの態勢に入るとマガーナはタップ。
村田が一本勝ちをおさめた。

 

試合後、村田はマイクを取って「今日は応援ありがとうございました。(客席に)お母さん、ありがとうございます! 今度から村田夏南子応援シートというのがあるので、そこから応援していただければ嬉しいです。そして私、もっともっと強くなって、またこのRIZIN名古屋まで戻ってきたいと思っています。ありがとうございました!」と喜びをアピールした。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

 

第5試合:海人 vs. 小川翔

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RIZIN キックボクシングルール:3分3R/インターバル60秒(65.0kg)]

 

勝者:海人

海人○【判定3-0】●小川翔

 

<試合レポート>

1R、海人の右ローで試合はスタート。小川は左ミドルと前蹴り、海人は右フック、右ボディを当てていく。小川が的確に左ミドル、左インローをヒットさせて試合の主導権を握るが、両者ともにクリーンヒットはなし。

 

2R、海人がジャブとローをコツコツと当てていくが、1Rに続いて小川がインローを確実にヒットさせていく。

 

3R、最終ラウンドで両者ともにラッシュ。海人が左右のフック、小川がインロー、ミドルを当てていく。さらに右前蹴りで小川を後退させると、パンチにこだわり鋭い左右のフックとボディのコンビネーションを決めていく。そして右ヒザを小川の顔面に決めて試合終了のゴング。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第6試合:ロッキー・マルティネス vs. 侍マーク・ハント

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RIZIN MMA 特別ルール: 5分 3R / インターバル60秒(120.0kg) ※肘あり]

 

勝者:ロッキー・マルティネス

ロッキー・マルティネス○【1R TKO】●侍マーク・ハント

 

<試合レポート>

1R、いきなりパンチを振り回す侍にマルティネスはローで応戦するが、侍はなおも前に出てパンチのラッシュ。これにマルティネスも呼応して壮絶な殴り合いとなる。ここで鼻から出血したのは侍。マルティネスの左ミドルに侍は左フックを当てるが、ここでマルティネスの強烈な右ボディがヒット。さらに右アッパーで侍を後退させるが、侍は「来いよ」と笑みを浮かべて挑発。
しかしマルティネスの左右のフックが的確にヒットし始めると侍は立ち尽くしてしまう。さらにマルティネスは右ハイを決めると後退してロープを背にした侍にパンチのラッシュ。
ここでレフェリーが試合をストップさせてマルティネスがKO勝ちをおさめた。

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第7試合:日沖発 vs. 朝倉未来

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RIZIN MMA 特別ルール : 5分 3R / インターバル60秒(66.0kg) ※肘あり]

 

勝者:朝倉未来

日沖発●【1R TKO】○朝倉未来

 

<試合レポート>

1R、朝倉の左ローがヒット。さらに左ストレートを日沖のボディに決めていく。さらに左ミドルをヒットさせると日沖は組みつきにいき、引き込みからグラウンドへ。下から朝倉の頭部にパンチをヒジを当てていくが、朝倉は立ち上がりに成功して左ボディをヒットさせる。そして左ハイキック一閃!
この一発で日沖はダウン。そこに朝倉が追撃のパウンドを放ち、TKO勝ちをおさめた。

 

「本当にたくさんの応援ありがとうございました。力になってます。今の格闘技界で強いやつとか、リスクのある試合とかをやらない奴が多いんですけど、対戦相手の日沖選手は今日、リスクしかないような僕と対戦してくれてありがとうございました。俺たち朝倉兄弟で日本の格闘技を盛り上げていこうかなと思ってるので、9月のさいたま、オファーください。待ってます」

出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第8試合:内藤大樹 vs. 般若HASHIMOTO

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RIZIN キックボクシングルール:3分3R/インターバル60秒(59.0kg)]

 

勝者:内藤大樹

内藤大樹○【2R TKO】●般若HASHIMOTO

 

<試合レポート>

1R、般若が左ローで先制するも内藤は右ハイで牽制。さらに右ミドルを決め、右ハイを般若のアゴをかすめさせる。なおもインロー、前蹴り、右の飛びヒザ蹴りで般若を追い込んでいくが、右ローがローブローとなりタイムストップ。すぐに試合再開。ここでも内藤は右の飛びヒザ蹴りを繰り出すが、般若の右フックがヒットして内藤がダウン。1R終了。

 

2R、般若が左ハイを放つと、内藤も左右のロー、ミドルを当てていく。さらに強烈な右ローの連打で般若がダウン。立ち上がった般若になおもローキックで追い込んでいき二度目のダウンを奪うと、さらに右インロー一発で般若が3回目のダウンして内藤がTKO勝ちをおさめた。

 

試合後、マイクを持った内藤は「シュートボクシングから参戦しましたストライキングジム代表の内藤大樹です。ちょっと久々の試合で、地元ということで力んで一回ダウンしちゃったんですけど、まだまだこんなもんじゃないんで、もっと強い内藤大樹をRIZINでお見せしたいなと思います。こんな試合じゃちょっとなかなか言えないんですけど、那須川選手、ずっとリベンジしたくて追っかけてきたので、自分も55キロ、RIZINのトーナメントはもう空いてないですかね。空いてたら自分も出るんで決勝でやりましょう。よろしくお願いします。応援ありがとうございました」と放送席にいた那須川天心に宣戦布告をした。

 出典:RIZINオフィシャルサイト

 

 

第9試合:KINGレイナ vs. ケイトリン・ヤング

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RIZIN 女子 MMA ルール: 5分 3R / インターバル60秒(65.0kg) ※肘あり]

 

勝者:ケイトリン・ヤング

KINGレイナ●【判定0-3】○ケイトリン・ヤング

 

<試合レポート>

1R、軽快なステップを見せるKINGの右フックがヒット。そして腰投げでテイクダウンに成功するがここはヤングがすぐに立ち上がり、逆にジャブの連打とローキックのコンビネーションでKINGを後退させる。さらにヤングの右ハイキック、右ストレートがヒット。手数の減ったKINGにさらに右ハイを決めて、なおもジャブとローで追い込んでいく。KINGはヤングの両腕を取って投げにいこうとするが、これはヤングにさばかれて1R終了。

 

2R、ヤングが前進してプレッシャーをかけながら右ロー、左ストレート、右ストレートをヒットさせる。さらに右フック、左ハイでKINGを後退させるが、KINGは片足タックルでついにテイクダウン成功。そのままバックに回ると両足でヤングの胴をロックさせてからチョークスリーパーへ。しかしヤングは中腰からパウンドを落として立ち上がることに成功すると、なおもジャブで追い込まれるKINGだが、ローにきたヤングの右足をつかんでテイクダウン。しかしここで2R終了のゴング。

 

3R、序盤で首投げでテイクダウンに成功したKINGだが、ヤングはすぐに立ち上がって強烈な右ローをKINGに決める。終始、ヤングのスタンドでのプレッシャーで追い込まれたKINGは組みつきからテイクダウン成功。サイドポジションからボディへパンチを当てていくKINGは、バックを取ってチョーク狙いへいくがこれをヤングがしのぎ切って試合終了のゴング。

 出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第10試合:ストラッサー起一 vs. 住村竜市朗

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RIZIN MMA 特別ルール : 5分 3R / インターバル60秒(77.0kg) ※肘あり]

 

勝者:ストラッサー起一

ストラッサー起一○【1R 一本(肩固め)】●住村竜市朗

 

<試合レポート>

1R、住村が左ストレートを繰り出すと、ストラッサーも右フックを当てていき、ミドルレンジの両足タックルでテイクダウンに成功して肩固めにいく。このセットが外れるとストラッサーはサイドからハーフガードを取って住村の顔面にパウンドを打ち込んでいく。そしてマウントポジションを奪取するとさらにパウンドを落とし、ふたたび肩固めにトライするとこれが極まって住村は失神。
ストラッサーが一本勝ちを完勝をおさめた。

 

試合後、マイクを持ったストラッサーは「総合格闘技道場コブラ會のストラッサー起一です。今日はみなさん、たくさん会場に来ていただいてありがとうございました。年末に完全決着できなかったので今日は打撃でも寝技でもなんでもいいので一本で決めようと思いました。頭使わせてもらいました。今回しっかり決着つけられたので、年末空けておくんでお願いします。いろんな人たちのおかげでこのリングに立たせてもらっています。本当にありがとうございます。あと一つだけすいません。僕は格闘家としてやはり動物が好きなんですけど、殺処分されたりかわいそうな犬や猫がたくさんいてて、少しでもその猫たちが幸せな家庭で育ててもらえるように、みなさん、もしそういうような機会があったら、保健所とかで保護されてる子達を引き取ってもらえたら本当にありがたいですし、僕は格闘家としてそういうことを伝えていきたいと思います。本日はどうもありがとうございました!」と訴えた。

 出典:RIZINオフィシャルサイト

 

第11試合:元谷友貴 vs. 祖根寿麻

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RIZIN MMA 特別ルール: 5分 3R / インターバル60秒(61.0kg) ※肘あり]

 

勝者:元谷友貴

元谷友貴○【2R 一本(チョークスリーパー)】●祖根寿麻

 

<試合レポート>

1R、元谷が左右のローを当てていくと、祖根は両足タックルでテイクダウン成功。コーナーを背にした元谷は下からフロントチョークを取りにいくがここはセットが外れる。しかし再度フロントチョークに入ると祖根が体を入れ替える際にリング下へと落ち、スタンドでの再開。元谷の左フックがヒット。祖根は左飛びヒザ蹴りから組みつきにいくが、ここはテイクダウン成功せず。

 

2R、祖根がタックルでテイクダウンに成功するが、またもマッチに接地する前に元谷がフロントチョークをセットする。祖根はこれを外してスタンドへ。すると元谷が片足タックルでテイクダウン。バックチョークをがっちりと極めると祖根はタップ。元谷が一本勝ちをおさめた。

 

試合後、マイクを持った元谷は、「DEEPの元谷友貴です。祖根選手が試合前から盛り上げてくれて、ちょっとナメてたんですけど強かったです。やっぱり修斗王者です。でもしっかり勝てたんでよかったです。自分は公武道ファイト出身で、名古屋がキャリアのスタートだったんで、またここで試合ができて本当によかったです。まだテイクダウンを取られて弱かったんで、もう少し強くなって帰ってきます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と挨拶。

  出典:RIZINオフィシャルサイト

 

 

第12試合:矢地祐介 vs. ルイス・グスタボ

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ブルーノ・カルバーリョ選手が負傷欠場のため、ルイス・グスタボ選手に変更。

RIZIN MMA 特別ルール: 5分 3R / インターバル60秒(70.0kg)]

 

勝者:ルイス・グスタボ

矢地祐介●【2R TKO】○ルイス・グスタボ

 

<試合レポート>

1R、グスタボが右ミドルで先制し、飛びヒザのフェイントで距離を詰めて矢地にプレッシャーを与えると、両足タックルでテイクダウン成功。そのまま矢地の顔面にパウンドを落としていくが、立ち上がった矢地は逆にグスタボを寝かせようとする。だがグスタボはスーパーマンパンチ、飛びヒザで矢地を追い詰めていく。矢地もワンツーで応戦するが勢いはグスタボが上か。

 

2R、開始早々にグスタボの右ミドルの蹴り足をつかんだ矢地がそのままテイクダウン成功し、サイドポジションを取ってアームロックを狙うが、グスタボは立ち上がって左右のフックで矢地を後退させていく。ここで矢地の右目上がカットしてタイムストップ。ドクターチェック後に試合再開。グスタボがまたも左右のフック連打で矢地を追い込むと、最後は右フックを決めて矢地はダウン。グスタボがKO勝ちをおさめた。

 

試合後、グスタボは「9年間、この日を待っていました。父が亡くなった時に『世界一になる』と彼と約束をしました。一生懸命練習してきました。母さん愛してるよ! そしてアンドレ(・ジダ)とヴァンダレイ(・シウバ)に感謝しています。日本に連れてきてくれてありがとう。そして日本の皆さん、ありがとうございました」と喜びを語った。

 出典:RIZINオフィシャルサイト