出典:jp.ufc.com
UFCのレジェンドファイターであり、2階級にわたってチャンピオンに輝いたジョルジュ・サン・ピエールが2019年2月21日、引退発表をおこないました。
ジョルジュ・サン・ピエールは近年、試合から遠ざかっていましたがUFCの中でも人気・実力ともにトップクラスである選手の引退発表は、ファンの間では衝撃のニュースとなっています。
ジョルジュ・サン・ピエール|記者会見について
記者会見でのコメント:
「チャンピオンになり、チャンピオンであり続けるためには多くの鍛錬が必要だ。一方で、肉体的にも精神的にも人生で最高の状態にあると感じながらも、辞めると言うことにも多くの自制心が必要になる。それでも、健康な状態でトップにいる間にこのスポーツを離れたいとずっと思っていた」
「家族、ファン、コーチ、トレーナー、トレーニングパートナー、スポンサー、エージェント、ずっと支えてきてくれたみんなに感謝したい。また、ロレンゾ・フェティータとフランク・フェティータの偉業、そして、UFC 46からUFC 217まで、世界に向けて自分のスキルを発揮するチャンスを与えてくれたデイナ・ホワイトとUFCの全従業員には生涯、感謝し続ける。これまで戦ってきたすべての対戦相手にも感謝したい。その誰もが全力で戦う必要のあった素晴らしいアスリートだった。自分が携わってきたスポーツにポジティブな影響を与え続けたまま、誇りを持って競技から引退する。この先もずっと、生きている限りは格闘技のトレーニングと練習に励むつもりだ。総合格闘技の未来に向けて、新たな世代のチャンピオンたちの姿を見ることを楽しみにしている」
ジョルジュ・サン・ピエールの戦績
ジョルジュ・サン・ピエールは通算26勝2敗の成績を誇り、2階級にわたってチャンピオンに輝きました。また、ウェルター級においては「史上最強のウェルター級王者」と評され、同階級で9回の防衛をおこないました。
UFC会長デイナ・ホワイトのコメント
UFC会長デイナ・ホワイトはジョルジュ・サン・ピエールの引退発表について、
「ジョルジュはパウンド・フォー・パウンドにおける史上最強ファイターの1人として、そのレガシーを築き上げた。ウェルター級チャンピオン時代にはあらゆるトップファイターを撃破し、階級を上げて挑んだミドル級タイトルマッチにも勝利している。MMAで最も有名な選手として長年活躍してきた彼は、このスポーツにとって素晴らしいアンバサダーの1人であり続ける。MMAマップにカナダを刻んだのは彼だ」
と述べている。
ひとこと
新陳代謝の激しいUFCですが、レジェンドの引退はやはり寂しく感じます。