空手の試合(組手)において、ステップは自分の戦いを優位に進める上で非常に重要なテクニックです。
今回は、テコンドー選手であるイ・デフン選手の動画を参考にステップについて解説していきます。空手とテコンドーはルールの違う競技ですが、他の競技のテクニックも参考にすることで、技術の幅を広げることができます。
トレーニング|テコンドーのステップ
動画
解説
ステップは、テコンドーにおいて当たり前のように使用されるテクニックです。
<練習のイメージ>
ステップ練習を行う際、同じ動作の繰り返しとなるので意味がないように見えますが、相手をイメージしておこなうことが重要です。そのため、ステップ練習の際は自分の目の前にいる対戦相手をイメージして行いましょう。
<ハイキック(上段蹴り)をステップで防ぐ>
ハイキック(上段蹴り)をステップで防ぐ際には、ステップで下がりながら上体を後方に少し反らせることで防ぐことができます。
また、相手が距離の長い蹴りを出してくる場合には、肩を回しながら前にステップすることで蹴りをブロックすることもできます。
<補足:バランスが崩れないようにしよう>
ステップによって相手との距離を調節したり、攻撃をかわすことが可能ですが、バランスを崩さないように注意が必要です。
ステップによってせっかく相手の攻撃を防いでも、バランスを崩してしまうことで素早い反撃ができなくなり、防御ばかりになってしまうためです。
ステップによる防御と攻撃の切り替えが素早くできるよう、バランスを意識して練習を行うと良いでしょう。