事故や病気などで障害を負ってしまい、身体の機能の一部が失われてしまう場合があります。そのようなアクシデントに遭った場合、空手などの格闘技をおこなうことはできないのでしょうか?
今回は、ハンディを背負いながらも格闘技の世界で活躍し続けているファイター、NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)について紹介していきます。
NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)について
NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)は、1986年3月17日生まれのアメリカの総合格闘家です。
生まれつき左腕の前腕から先が欠損していましたが。母の強い勧めで高校入学時にレスリングをはじめました。最初の練習で「もうやめたい」と訴えたそうですが、母はそれを許さなかったそうです。
しかしながら、努力を続けたおかげでレスリングでは300勝を上げています。その後、レスリングのチームメイトから総合格闘技をすすめられたおかげで総合格闘技の道へ進みました。
総合格闘技の世界ではアマチュアで経験を積んだ後プロへ転向し、プロではなんと14勝1敗という素晴らしい戦績をおさめています。
ファイトスタイル
NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)のファイトスタイルを動画で確認してみました。体の強さを活かした強力な打撃が主体となっていますが、組んだ状態でも相手に引けを取らず、寝技でも一本を取れる技術を持っています。打撃だけでなく寝技にも対応できるのは、レスリングで培った経験が活かされているといえるでしょう。
「ハンディを負っていても強くなれる」
NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)のようなハンディを負った選手は、そのハンディを補うために練習を人一倍頑張ったり、片腕の弱点を克服すべく戦い方を工夫するなどといったように、人並み以上の目的意識と集中力で練習をおこなっている点です。NICK NEWELL(ニック・ニューウェル)は、「ハンディを負っていても強くなれる」ということを教えてくれる尊敬すべきファイターだといえます。