日本の伝統的なおもちゃ(玩具)として知られているけん玉ですが、お子様は得意でしょうか、苦手でしょうか?
みんな1度は遊んだ経験のあるけん玉ですが、けん玉をしっかり練習することによって空手におけるパフォーマンスアップや集中力を高める効果が期待できます。
ここでは、空手の上達に役立つ初心者向けの「やさしい」けん玉トレーニングについて説明していきます。
アスリートにも注目されているけん玉トレーニング
けん玉トレーニングは、近年アスリートがパフォーマンスや集中力アップを目的としれトレーニングメニューに取り入れるなどの注目をあつめているアイテムです。
空手の稽古前にやってみた
空手の練習前に実際にやってみると、5分もやれば体が温まってウォーミングアップとしても非常に効果が高いと感じましたし、けん玉をじっと注視する必要があるので集中力も高まっていることを体感しました。
けん玉トレーニングが空手にもたらす効果とは
けん玉が稽古前のウォーミングアップにも役立つことがわかったところで、けん玉トレーニングが空手にもたらす効果について説明していきます。
体幹が鍛えられる
けん玉をおこなう際には、背筋を伸ばした状態が基本姿勢となるので腹筋・背筋といった体幹が鍛えられます。また、姿勢が崩れてくると技も決まりにくくなってくるため、技の成功率を高めるためには正しい姿勢をキープし続ける必要がありますので、遊びながら無意識に姿勢をしっかりキープすることを学ぶことができます。
集中力が鍛えられる
けん玉の技を成功させるためには、正しい姿勢や体の使い方を意識するのと同時にけん玉をしっかりと見据えて集中しなければ技の成功率が低くなってしまいます。これは、ラクに技をこなせる上級者といったけん玉に慣れている方でも、自然とけん玉へ意識を集中させる習慣が身についているので、このように無理なく集中力を養う効果は、けん玉の特に優れている点だと思います。
力の緩急が学べる
けん玉で技を成功させるためには、膝のクッションを活かすなど力の緩急を上手く使う必要があります。この力の緩急は空手にも非常に重要で、型や組手においても常に力が入りっぱなしの状態では体がガチガチで柔らかさがなく、すぐに疲れてしまいます。
けん玉と同様に、空手においても力の緩急が重要で、それを遊びながら学べるけん玉は素晴らしいアイテムだといえるでしょう。
初心者向けの「やさしい」けん玉トレーニング
けん玉が得意だという方は、ぜひそのまま続けていただくとして、ここでは「けん玉をまだやったことがない」「けん玉が苦手だ」という方のためのやさしい練習法を紹介していきます。
けん玉エクササイズその1
まずは動画を参考に、カップに乗せる練習をやってみましょう。背筋を真っすぐ伸ばして、膝のクッションを上手く使うのが上達のコツです。
けん玉初心者の方・苦手な方は、まずはこの「けん玉エクササイズその1」をしっかりやるだけでも良いでしょう。
けん玉エクササイズその2
「けん玉エクササイズその1」がだいぶできるようになったら、「けん玉エクササイズその2」にも挑戦してみましょう。けん玉の「けん」にさすのは少し難しいですが、空手と同様にできる技が増えることで自信や向上心につながります。
おすすめのけん玉
けん玉は木製のけん玉が標準で良いのですが、初心者には少し難しいという場合があります。
クセのない木製けん玉
こちらが標準的な木製のけん玉です。各部の重量バランスや受け皿の角度もしっかりこだわって作られていますので、クセがなく使いやすいのですが、初心者には受け皿が少し小さく、「とにかく技を決めたい」という方には少し難しいかもしれません。
初心者にも扱いやすい「受け皿大きめタイプ」
木製けん玉が難しいという方でも、この「けん玉クロス」シリーズはできた。という方は周りにもけっこういます。けん玉クロスの良いところは、受け皿部分のパーツを変えることで受け皿のサイズを変更(大きく)することができる点です。
けん玉初心者や苦手な方はまず技を一つ決めて達成感を味わうことも重要ですので、その点において「けん玉クロス」シリーズは良く考えられていると思います。
男の子ウケしそうなデザインも良いですね。
女の子の可愛いモデルもありますよ
まずは楽しみながら上達しよう
けん玉の良いところは、体の使い方が上手になったり(パフォーマンスが上がる)、集中力がアップしたりと空手に必要な要素が遊びながら身に付くという点です。
空手の稽古は重要ですが、「けん玉」という別角度からのアプローチによって空手の上達につなげるということは、「遊びながら上達する」という子どもの心理面にも良い影響を与えると考えています。
簡単な技に一つできるだけでも効果はありますので、まずはけん玉にチャレンジしてみましょう。