こんにちは、管理人です。
皆さんは、12月1日(土)に放送された「格闘代理戦争3rd」を見ましたか?
この放送では、「ONEチャンピオンシップ」の出場権を賭けた試合として「古瀬美月選手VSあい選手」、「MIO選手VS平田樹選手」が行われました。
青木真也さんが古瀬美月選手を気に入った理由が良くわかる
私も空手の指導者をしていますが、古瀬美月選手はとても素直で伸びしろの大きい人物だなと思いました。
感情の出し方がとても素直
古瀬選手は高校生ですが、泣くときの感情の出し方がとても素直です。これくらいの年齢になってくると泣き方にも空気を読む感じが出てくると思うのですが、自分を偽らない感情の出し方はとても素直な人間性が表れています。なので、青木真也さんの指導も素直に受け止めてくれるんじゃないかなーと。
古瀬美月選手の成長「負の感情を強さに変換」
あい選手との試合をみて、古瀬選手はメンタル面での成長がすごいと感じたのがこのシーンです。
試合開始直後、迷うことなくあい選手との間合いを詰めにいった場面。あい選手の方は動かず、気後れした印象さえ感じました。試合開始直後の緊張や恐怖・不安がある中で迷わず前に出ていく姿勢に対して、古瀬選手の成長や覚悟を感じました。
下馬評では負け予想が多かった古瀬選手。恐怖を感じたり、弱気になることもあったでしょうが、そのような負の感情を強さに変換できている印象を受けます。
技術的にも大きく成長
古瀬選手は下のポジションでも積極的に仕掛け続け、結果腕十字で一本勝ちを収めました。寝技の技術向上は青木真也さんの的確な指導のたまものだと思いますが、試合という場面で練習の成果を発揮できる力は、やはり古瀬選手の素直さではないかと思います。
指導をしていても、素直ではない選手は大事なところで自分のクセで動いてしまうことが良くあります。青木真也さんと出会う前の古瀬選手は寝技の選手ではなかったし、この短期間で寝技をここまで使いこなすのはある意味すごい伸びしろだと思います。
平田樹選手は「はっきりいって危険」
古瀬美月選手は決勝で平田樹選手と対戦します。が、平田樹選手。MIO選手との試合や仕留め方を見て、対戦相手としては「かなり危険」だと思います。
一回戦での腕十字や準決勝でのチョークの入れ方の「躊躇のなさ」はやばい。
※個人的には、「セルゲイ・ハリトーノフVSセームシュルト」戦における、ハリトーノフばりの冷徹さを思い出しました。
決勝戦は平田樹選手が優勢だという見方になりそうですが、青木真也さんの手によって古瀬選手がどのような変貌を遂げるのかが楽しみです。
「泣く」を「力に変える」という指導
指導者の場合、子供が泣くと「泣くな」という指導をされると思いますが。単純に「泣く」ことによる悔しさや悲しさをストップさせるだけでは感情の処理や精神的な成長につながりにくいのではないかと思います。ですので、「泣く」という行為を認めつつ、「強さ」に変えようと促すことが成長につながるのではないかと考えます。
古瀬選手を見習え。というのは違うかもしれませんが、子供の持つ弱気な心を強さに変えたあげる指導は重要ではないかと思いました。