【新極真会】第6回全世界ウエイト制空手道選手権大会
現在、把握できている日本代表選手の結果をまとめました。
1日目を終えての感想
初日の波乱といえば中量級の前田優輝選手の初戦敗退です、個人的にすごくファンだったのでとてもショックでした。(タイミング悪く試合を見逃していたのですが、延長戦に技ありを取られてしまい、負けてしまったようです。)
また、日本人同士の戦いとは違い、日本人相手の組手を展開してしまい、うまく力を発揮できていない選手が何人かいるように感じました。
2日目の注目選手
個人的には以下の2選手に注目しています。
小野寺 天汰選手(中量級)
他流派からの参加選手ですが、対外国人用の組手をしっかりと準備してきている様子がうかがえました。アドバンテージとなっている体格差やリーチを生かすだけでなく、相手の攻撃を不用意に受けてしまわないよう、間合いのコントロールが素晴らしかったです。
入来 建武選手(重量級)
第11回世界大会にて準優勝の入来建武選手。外国人選手から真っ向勝負できるパワー・スピード(攻撃の初速)が向上しているようにうかがえます。あれからかなりフィジカルトレーニングを詰んできたと推測しています。
また、三回戦では下段回し蹴りで一本勝ちをおさめています。入来選手のすごさは、下段を何発も打つことでダメージを蓄積させるのではなく、タイミングよく一発の下段で倒してしまう凄さがあります。
1日目の結果まとめ
男子軽量級
・河瀬 惇志選手 → 二回戦にて敗退
・多田 耀成選手 → 二日目進出
・竹中 達哉選手(成心會) → 二日目進出
・岡﨑 陽孝選手 → 二日目進出
・熊谷 幸敦選手 → 二日目進出
・飯野 駿選手 → 二回戦にて敗退
軽量級は6名中4名が二日目に進出です。個人的には多田耀成選手に注目しています。JFKOでは苦戦していましたが、新極真の全日本での上段膝蹴り一本勝ちなど、大会を重ねるごとに力をつけている印象があります。対外国人の試合を機に大化けするのではと期待しています。
男子中量級
・河瀬 俊作選手 → 二日目進出
・小野寺 天汰選手(聖武会館) → 二日目進出
・越智 純貴選手 → 二回戦にて敗退
・吉澤 穂高選手 → 二日目進出
・緑 強志 選手 → 二回戦にて敗退
・前田 優輝選手 → 一回戦にて敗退
前田 優輝選手がまさかの一回戦敗退というショックをいまも引きずっております。しかし、勝負の世界では何が起こるかわからないという現実があることを再認識させられました。冒頭にも触れたのですが、小野寺天汰選手は外国人用に組手を再構築してきた印象が強く、個人的に優勝候補に挙げています。二日目の活躍に期待します。
男子軽重量級
・島本 一二三選手 → 二回戦にて敗退
・山田 一仁 選手 → 二日目進出
・江口 雄智選手 → 二回戦にて敗退
・湯川 智仁選手 → 二回戦にて敗退
・三上 和久選手 → 一回戦にて敗退
・加藤 大喜選手 → 二日目進出
・前田 勝汰 選手 → 二日目進出
軽重量級は7名中3名が二日目進出という厳しい結果となりました。山田選手は不戦勝での勝ち上がりで体力が温存できていますが、二日目の相手がロシアの強豪ナザール・ナシロフ選手なので、勝利できれば勢いに乗って優勝も考えられます。加藤選手、前田選手も応援していますが、試合を見ているかぎりでは体力の消耗やダメージの蓄積が気になっています。
男子重量級
・入来 建武選手 → 二日目進出
・長谷川 達矢選手 → 二回戦にて敗退
・落合 光星選手 → 二日目進出
・岡田 侑己選手 → 二回戦にて敗退
・山本 和也選手 → 二日目進出
・島本 雄二選手 → 二日目進出
※トーナメント表では島本選手の勝ち上がりの赤線がありませんが、二日目進出という情報を得ています。
重量級は同じ体格スペックでも外国人の方がパワーに勝っている印象があり、対外国人用の組手を構築していないと厳しい印象を受けました。第11回世界大会のファイナリストである入来選手、島本選手はディフェンス面がしっかりしており、世界大会の決勝を再現してほしいと願っています。
女子軽量級
・竹谷 彩佑選手 → 二日目進出
・将口 美希選手 → 二日目進出
・菊川 結衣選手(芦原会館) → 二日目進出
女子軽量級は全員が二日目進出という素晴らしい結果です。個人的には芦原会館の菊川選手がJFKO四連覇の勢いで優勝するのではないかと期待しています。理由としては、菊川選手は身長が一番低い分、大きな相手に対する組手を究めており、なおかつ軽量級離れしたパワーが合わさっており、現在は無敵状態ではないかと考えています。
女子中量級
・加藤 小也香選手 → 二日目進出
・諸石 優花選手 → 敗退
・加藤 千沙選手 → 二日目進出
・南原 朱里選手 → 二日目進出
女子中量級も3名が残っており、日本人選手が優勝できる可能性が高いです。個人的には加藤小也香選手・南原朱里選手の決勝対決を見てみたいのですが。
女子軽重量級
・荒木 千咲選手 → 二日目進出
・横山 紀子選手 → 敗退
・長谷川 梨佳選手 → 敗退
女子軽重量級は荒木選手の一名のみが残っています。厳しい結果ですが、荒木選手の回転力を活かした組手がうまくハマってくれることを期待しています。
女子重量級
・将口 恵美選手 → 二日目進出
・谷岡 菜穂子選手 → 二日目進出
・佐藤 弥沙希選手 → 二日目進出
女子重量級は全員が二日目進出です。日本人選手が優勝すると予想しますが、その中で誰が優勝するのかは難しいです。三人の中では将口選手・佐藤選手を予想しますが、谷岡選手のポテンシャルを測りかねています。もし谷岡選手が優勝すれば、これを機に女子トップ選手として君臨しそうな気もします。(勝手すぎる予想ですね。)
トーナメント表
男子
http://www.shinkyokushinkai.co.jp/wp-content/uploads/2017/05/6WCMen.pdf
女子
http://www.shinkyokushinkai.co.jp/wp-content/uploads/2017/05/6WCWomenDraw.pdf